Windows 10上で、直接sysprepコマンドを実行、あるいはsysprep creatorを通して実行すると以下のようなポップアップエラーが表示されて失敗します。
’Sysprep で Windows のインストールを検証できませんでした。詳細については、%WINDIR%\System32\Sysprep\Panther\setupact.log にあるログ ファイルを確認してください。問題を解決してから、Sysprep を使用してインストールを再度検証してください。'ユーザごとにインストールされたストア アプリがある場合、sysprepを正しく実行する前に削除しておく必要があります。
sysprepを行う前にいくつかのストアアプリが更新されても発生することがあります。
詳細についてはマイクロソフト社のナレッジベース記事 KB2769827 をご確認ください。
また、本ページ下部の 「追加情報」欄に示す URLの情報もあわせてお読みいただくことをお勧めします。
ポップアップエラーに書かれているログを確認してこの問題に該当しているかを確認します。
1. ポップアップに従い ログのパスへ移動してログファイルをメモ帳で開きます。
2. sysprepのログの最後に移動して、エラーを探します。
2016-03-04 07:56:02, Error SYSPRP Package 9E2F88E3.Twitter_4.3.4.0_x86__wgeqdkkx372wm was installed for a user, but not provisioned for all users. This package will not function properly in the sysprep image.
これは Twitterアプリが引き起こす問題であることを示すため、これを削除する必要があります。
3. Winキー+X にて表示されるメニューから コマンドプロンプト(管理者)(A) を選択して起動します。
4. 管理者:コマンドプロンプトからpowershellを実行します。
5. Power Shell のプロンプトになったら、ここからPowerShellコマンドを実行してインストール済みのすべてのアプリケーションのリストを取得します。
Get-AppxPackage | Select Name, PackageFullName ( この指定は Nameと PackageFullName にてリストします)
6. アンインストールが必要なアプリが見つかるまでスクロールします。この例ではTwitterアプリです (9E2F88E3.Twitter)
パッケージフルネームを選択(ハイライト)してコピーします。
7. 削除のために次のコマンドを入力します。
Remove-AppxPackage PackageFullName
実際には PackageFullName にはコピーしたPackageFullNameの文字列をペーストして指定します。
8. Enterキーを押すと削除プロセスが開始されます。完了まで数分間かかることがあります。
9. プロンプトが戻ってきたらもう一度 Get-AppxPackages | Select Name, PackageFullName を実行して、リストからなくなったことを確認します。
Sysprepが問題があると教えてくれるアプリは最初に見つかったアプリのみであることにご注意ください。次のsysprep実行では別のストアアプリが原因で同じエラーが表示される可能性があります。場合によってはこの作業をsysprepが失敗するたびに行う必要があるかもしれません。
次のPowerShellコマンドでまとめてすべてのストアアプリを削除することができますが、すべてのストアアプリを削除する作業は将来のOS更新において問題が起きるかもしれませんのでお勧めしません。
Get-AppXPackage | Remove-AppxPackage
Get-AppXPackage -allusers | Remove-AppxPackage
Get-AppXProvisionedPackage -online | Remove-AppxProvisionedPackage -online
追加情報 のTechNetブログの記事もご参考ください。
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