DHCPオプションはコンピュータネットワーク内で、ネットワーク構成の設定とさまざまなサービスを利用可能にします。オプション244を設定することでKBEにたいしてシステム導入アプライアンス(SDA)の場所を知らせることができます。
SDAブート環境(KBE)にシステム導入アプライアンス(SDA)を見つけさせるために必要なスコープオプションについて説明します。
(PXEブート成功後の)KBEブートプロセス中、KBEはSDAのIPアドレスを知るために kgetdhcp というコマンドを使用して DHCPサーバーへオプション66 と オプション244の値について問い合わせを行います。その結果得られたIPアドレスのパスを利用してY: ドライブにマップしてマウントします。
非Microsoft DHCPサーバーを使用しているとき、kgetdhcp 66 は "no data" を返すか、あるいは偽のデータが返されるかもしれません。このことはnull値が返されずにテストが成功したことを意味します。この状況を解消するために以下の設定を行います。
DHCP 66と244オプションの両方をDHCPサーバーにセットします。これはMicrosoft DHCPサーバーを使用していても同じです。
Microsoft DHCPサーバーを使っていない場合(非WindowsDHCPサーバー構成)、next-server オプション(66相当), filename (あるいはbootfile, bootfile-name等)オプション(67相当)、さらにCode 244のオプション を設定します。
一部のシステムではBootPにSDAまたはRSAのIPアドレスをセットすることが必要な場合があります。
Microsoft DHCPサーバーにオプション244を設定する例
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