バックアップデータの復元作業からネットワーク設定を除外して行う (4255560)

バックアップと復元と移行のプロセスはテストや開発用の複数の環境において度々実行されます。その際、移行元移行先の両方が同時にネットワーク上でオンラインであることが求められる場合もあります。

KACE SMA バージョン12.0からは復元プロセスにおいてバックアップデータからのネットワーク設定の復元を除外するオプションが追加されました。これによりアプライアンス管理者はバックアップ取得元のアプライアンスをネットワークに接続させたまま、同じネットワーク上で別の仮想アプライアンスにバクアップ復元作業を行うことができるようになります。

復元を行いたいアプライアンス上での作業について説明しています。

1. 設定 | コントロールパネル | バックアップ設定および復元 へ移動します。
   
2. 復元セクションのオンボードバックアップ の下から 希望するバックアップの日付を選択します。あるいは 復元や移行目的で他のアプライアンスから取得してこのアプライアンスへアップロード済みのバックアップの日付を選択します。
   
3. 復元オプションセクションの下にある "ネットワーク設定のオーバーライド" のチェックボックスをクリックして有効にします。（新たに項目が表示されます）
4. リストアされるアプライアンス向けの適切なネットワーク設定を入力します。
5. バックアップからの復元 をクリックして復元プロセスを開始します
   
   

復元プロセスが完了するとアプライアンスはバックアップ元が持っていたネットワーク設定ではなくステップ4にて指定したネットワーク設定がセットされて起動します。