InTrustのジョブ等が実行してないことを確認して、以下の手順でリポジトリの移動が可能です。
- Repositoryの新規移動先となる共有フォルダーを作成します。(UNCパスでアクセス可能なように)
- InTrust Serverサービスを停止します。 (InTrust Real-Time Monitoring Serverも「はい」をクリックして共に停止します)
- 新規移行先の共有フォルダーにオリジナルのRepositoryからコピーを行います。このときに、Windows標準のファイルマネージャー、エクスプローラー、copyコマンドを使用しないでください。
InTrustではパス名、ファイル名に非常に長い文字列を使用していますので、標準のファイルマネージャー、エクスプローラー、copyコマンドを使用した場合に失敗する可能性があります。そのため、MS社のrobocopyコマンドやWindows バックアップツールを
使用してコピーするようお願い致します。
■ Windowsのrobocopyコマンドを使用した例
オリジナルのRepositoryのUNCパス: \\<InTrustサーバー名>\InTrustRepository
新規移動先のUNCパス: \\<InTrustサーバー名>\<新規リポジトリ>
<コマンド実行例>
C:\> robocopy /e /b /copyall \\INTRUST-S2\InTrustRepository \\INTRUST-S2\Rep-backup
- InTrust ServerサービスおよびInTrust Real-Time Monitoring Serverサービスを起動します。
- Repositoryを新規UNCパスに変更します。変更項目は以下です。
InTrust Manager | Configuration | Data Stores | Repositories | 右クリック | プロパティ | Repositoryタブ | UNC path to the repository folder
移行が完了して、正常動作を確認しオリジナルのRepositoryが不要になった場合は、ITRepositoryRemover.exeツールを使用してオリジナルのRepositoryを削除してください。ITRepositoryRemover.exeツールの詳細は、以下のドキュメントを参照願います。
https://support.quest.com/technical-documents/intrust/11.1/understanding-intrust-repositories/repository-tools/removing-repositories-itrepositoryremover-exe