ネットワーク・ボンディングのモードをALBに設定しているにも関わらず、設定が反映されないことがあります。
DRシリーズにおいて設定可能なボンディングのモードは、ALB(balance-alb)もしくは802.3adの2種類が設定できますが、コマンド・ライン上で以下の様にALBと設定しても設定時の構文により”balance-rr”としてモードが設定されてしまうことがあります。
以下の設定例では、以下ネットワーク環境を構築することを想定しております。
・新規にbond1を作成
・ネットワークインターフェイス名がeth1,eht2となっているネットワークポートをbond1に登録
・IP addressをDHCPにて設定
設定例1では、”—mode ALB”と大文字でALBを指定し、設定例2では “—mode alb”として指定しています。
設定例1:
#> network --create_bond --bondif bond1 --dhcp --nwif eth1,eth2 --mode ALB
#> network --show
Device : bond1
Enabled : yes
Link : yes
Boot protocol : dhcp
..(省略)..
Bonding options : "mode=balance-alb miimon=100 xmit_hash_policy=2"
大文字で"--mode ALB"と入力しコマンドを実行した場合、mode=balance-albとして正常に設定されます。
設定例2:
#> network --create_bond --bondif bond1 --dhcp --nwif eth1,eth2 --mode alb
#> network --show
Device : bond1
Enabled : yes
Link : yes
Boot protocol : dhcp
..(省略)..
Bonding options : "mode=alb miimon=100 xmit_hash_policy=2"
小文字で"--mode alb"と入力しコマンドを実行した場合、mode=albとして設定されます。
“mode=alb”は”balance-rr”モードを示している表示となります。このため、”—mode alb”と小文字で設定をすると “balance-rr”モードに設定されてしまいます。
本問題は、今後リリースされるDROSにて修正予定となっておりますが、現状ご利用のバージョンでは、”--mode ALB”と大文字で設定する必要があります。設定例2のように小文字にてALBのモードを指定した場合は、以下コマンドを実行し再設定を行って下さい。
実行手順>
#> network --setbonding --bondif bond1 --mode ALB
#> network --restart© ALL RIGHTS RESERVED. 利用規約 プライバシー Cookie Preference Center