クラスタ環境へのプラグインのインストールは、従来のインストール方法とは異なっています。このプロセスは、NetVault Backupサーバーに仮想クライアントを作成することで完成します。仮想クライアントとは、クラスタ内のノードのグループで、NetVault Backupサーバーからは、1つのクライアントとして認識されます。仮想クライアントは、1つのクラスタ・サービスをバックアップする場合に作成します。
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仮想クライアントに名前を付ける:Questは、NetVault Backup仮想クライアント名として、Oracleデータベースに割り当てられた仮想サーバーのネットワーク名を使用することをお勧めします。また、Oracleデータベースまたはクラスタ環境に簡単に結び付けられる名前も使用できますこのように設定すれば、NetVault Backup仮想クライアントが作成されたOracleデータベースを簡単に識別できます。 |
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関連するクラスタ・ノードのみを仮想クライアントに追加する:仮想クライアントの作成時に含めるホストを、バックアップおよびリストア対象のOracleデータベース・サーバーに関連するクラスタ内のノードに限定します。 |
仮想クライアントの作成後、プラグインはすべての指定クラスタ・ノードに転送され、ローカルにインストールされます。インストールされたPlug‑in for Oracleを仮想クライアントから使用して、共有データをバックアップ/リストアできます。バックアップおよびリストアできるのは、クラスタ内で共有設定したデータのみです。
Plug‑in for Oracleをクラスタ環境で使用する場合のもう1つの違いとして、使用ライセンスがあります。本プラグインは、共有データのバックアップおよびリストアのみをサポートしています。このため、Oracleデータベース・フェイルオーバ・クラスタ環境で必要な仮想クライアントのクラスタ・アプリケーション・ライセンスは1つのみです。
適切なライセンス・キーの入手方法など、ライセンス関連の手続きについて詳しくは、『Quest NetVault Backupインストレーション・ガイド』を参照してください。
フェイルオーバー・クラスタ環境へのPlug‑in for Oracleの設定は、シングル・インスタンス、非クラスタ環境へのプラグインの設定とほぼ同じです。ただし、データベースの追加については以下の例外があります。
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[Oracle SID]:ターゲットOracleデータベースのクラスタ内にあるアクティブ・ノードに、ローカルSIDを入力します。このローカルIDは、ターゲット・データベース用ローカル・ノード上のOracleインスタンス名です。 |
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制御ファイルの自動バックアップを使用する: Questは、このオプションを選択することをお勧めします。 |
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PFILE利用法: ターゲットOracleデータベースのクラスタ・ノード内のローカル・インスタンスが、SPFILEではなくPFILEを使用する場合は、[RMAN詳細]タブの[SPFILEのバックアップにRMANコマンドを使用]オプションを選択解除する必要があります。[データベースの追加]または[データベースの編集]オプションからこのタブにアクセスし、[Oracleインスタンス詳細]タブの[パラメータ・ファイル・パス]ボックスに利用可能な情報を入力します。 |
詳細は、「プラグインの設定」および「データベースの追加」を参照してください。
重要: 別のノードにフェイルオーバーが発生した場合は、[データベースの追加]オプションを使用して、アクティブ・ノード(クラスタのフェイルオーバー先)上のプラグインに、Oracleデータベース情報を追加します。この情報を入力する必要があるのは一度だけです。以降のフェイルオーバーでは、本プラグインが自動的にこの情報を取得します。 |
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