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NetVault Plug-in for MySQL 12.2 - ユーザー・ガイド

NetVault Backup Plug-in for MySQL - はじめに プラグインのインストールと削除 プラグインの設定 データのバックアップ データのリストア
データのリストア:概要 MySQLにおけるデータのリストア 高度なMySQL Standard/Community用リストア手順
MySQLレプリケーションの使用 フェイルオーバー・クラスタ環境でのプラグインの使用 トラブルシューティング

レプリケーションのサポートの有効化

レプリケーションのサポートは、[設定]ダイアログ・ボックスを使って有効にします。このダイアログ・ボックスへのアクセスについて詳しくは、「プラグインの設定」を参照してください。

[MySQLレプリケーションを可能にする]:このインスタンスに対してネイティブのMySQLレプリケーションを有効化するには、このチェック・ボックスを選択します。
[スレーブ・インスタンス]:MySQLレプリケーションを有効化したインスタンスをスレーブ・インスタンスとして設定する場合、このオプションを選択します。
[マスタ・インスタンス]:MySQLレプリケーションを有効化したインスタンスをマスタ・インスタンスとして設定する場合、このオプションを選択します。
[特定時点リカバリを可能にする]:特定時点バックアップおよびリストアを有効化した場合、このチェック・ボックスを選択します。
[バイナリ・ログ・インデックス・パス][特定時点リカバリを可能にする]チェック・ボックスを選択した場合、このフィールドを使用してバイナリ・ログ・インデックス・ファイルへのフル・パスを指定します。
[リレー・ログ・インデックス・パス]:[スレーブ・インスタンス]を設定中の場合、このフィールドを利用してリレー・ログ・インデックス・ファイルへのフル・パスを入力し、バックアップに含めます。

レプリケーション・サーバーのバックアップ

MySQLレプリケーション環境のバックアップは、以下の制限付きでサポートされます。

スレーブ・レプリケーション・サーバー:サポートされるバックアップ・タイプは以下のとおりです。
マスター・レプリケーション・サーバー:サポートされるバックアップ・タイプは以下のとおりです。

スレーブ・サーバーで増分および差分バックアップを実行するには、MySQLで--log-slave-updatesオプションを有効にする必要があります。このオプションは、スレーブのSQLスレッドによって実行された更新をそれ自体のバイナリ・ログに記録するようスレーブに指示するものです。このオプションを動作させるには、バイナリ・ログを有効にする--log-binオプションを使用してスレーブを起動する必要があります。通常、このオプションはレプリケーション・サーバーを連結するために使用されますが、バイナリ・ログ・バックアップに対して使用すると、マスタ・サーバー上のバイナリ・ログをスレーブへの適用前にパージするといった面倒なオペレーションを行わなくても、レプリケーション環境でPITリカバリが可能になります。

レプリケーション設定のバックアップ

[リレー・ログ・インデックス・パス]オプションを使用することにより、リレー・ログ・インデックス・ファイルへのフル・パスを指定し、バックアップに含めることができます。デフォルトでは、ステータス・ファイルmaster.infoおよびrelay-log.infoは、同一の場所に配置されています。[リレー・ログ・インデックス・パス]オプションを使用し、デフォルトのファイル名および位置を指定した場合、これらのファイルすべてがバックアップされ、プラグインにより自動的にスレーブ・レプリケーション・サーバーにリストアされます。

レプリケーション・サーバーのリストア

MySQLレプリケーション・スレーブ・インスタンスのフル、増分および差分バックアップを使用して、MySQLレプリケーション・マスタ・インスタンスの災害復旧を実行することができます。マスタのリストア後、同じバックアップ・セットを使用して各スレーブ・インスタンスをマスタ・インスタンスと同レベルにリストアして、レプリケーションを再開したり、『MySQL Reference Guide』で説明されているその他の初期化方法でスレーブを再度初期化することができます。

マスタおよびスレーブ双方の個々のデータベース/テーブル・バックアップを使用して、個々のデータベース/テーブルをマスタにリストアすることができます。スレーブ上の個々のテーブルまたはデータベースを再同期する場合、Questではスレーブにリストアしてからスレーブとマスタを同期するよう配慮するのではなく、MySQLのレプリケーション・プロセスを利用して再同期することをお勧めします。

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