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NetVault Plug-in for SharePoint 12.1 - ユーザー・ガイド

NetVault Backup Plug-in for SharePoint - はじめに プラグインの構成、インストールおよび削除 プラグインの設定 データのバックアップ データのリストア
SharePointのリストア・プロセスについて SharePointにおけるバックアップのリストア 単一のフル・バックアップ、フル+差分のシーケンス、または個別のサイト・コレクションのバックアップのリストア その他のリストア手順
一般的なタスク 同一のサーバーまたはファームへのリストア 代替サーバーまたはファームへのリストア
NetVault BackupおよびPlug-in for FileSystemを使用して保護する追加アイテム トラブルシューティング

フル・バックアップ

フル・バックアップは実行できるバックアップ・タイプの中で最も一般的なものです。SharePoint Farm全体をバックアップして、ディザスタ・リカバリ、メディア障害、または多数のコンテンツ・データベースまたはサイト・コレクションのデータ破損に備えます。

フル・バックアップではバックアップの容量が大きくなり時間が長くなるため、通常は差分バックアップをより頻繁に作成して補足します。フル・バックアップでは、1つのステップでSharePoint Farmを再作成できます。そのために、同じフル・バックアップからファーム全体をリストアすることも、個々のWebアプリケーションまたはコンテンツ・データベースをリストアすることもできます。

NetVault Backup[セレクション]ページで個々のWebアプリケーションまたはサイト・コレクションが選択されている場合でも、フル・バックアップ中にはSharePoint Farm全体がバックアップされます。フル・バックアップはその他のいかなるバックアップにも依存することなく、ひとつの手順でリストアすることができます。

差分バックアップ

差分バックアップでは、最後のフル・バックアップ以降に変更されたデータのみをバックアップします。差分バックアップはフル・バックアップよりも少量で高速なため、データ損失のリスクが軽減されます。

差分バックアップは、一部のサイト・コレクションが他のコレクションより頻繁に変更される場合に便利です。この場合、フル・バックアップに伴うオーバーヘッドを負うことなく、差分バックアップによって頻繁にバックアップを実行できます。

差分バックアップには、「ベース」となるバックアップ(フル・バックアップ)が常に必要となります。先にフル・バックアップを実行しないで差分バックアップを実行すると、バックアップは失敗に終わり、さらにSharePoint Farmの適切なリストアやリカバリができなくなります。

個別のサイト・コレクション

個別のサイト・コレクションのバックアップは、個別のサイト・コレクションのサブセットのみを保護する場合や、1つまたは複数のサイト・コレクションをテスト環境に複製する場合に、理想的なオプションです。個別のサイト・コレクションのバックアップは、確立されたバックアップ・シーケンスから独立しているため、ファームのフル・バックアップ、または差分バックアップのリカバリ可能性には影響しません。ただし、フル・バックアップや差分バックアップ戦略の代わりとしては使用しないでください

バックアップ・シーケンス例

以下に、SharePointのデータ保護要件を満たすために実装できる、複数のリストア・シナリオに対応可能なバックアップ・シーケンスの例をいくつか示します。

フル・バックアップのみ:要件によって前日までのデータ保護が保証されている状況で、以下の1つまたは複数の条件に該当する場合、フル・バックアップを毎晩実行すれば十分です。
フル・バックアップと差分バックアップの併用:要件によって前日までのデータ保護が保証されている状況で、バックアップ時間をできる限り短縮する必要がある場合、フル・バックアップと差分バックアップを組み合わせた戦略が有効です。たとえば、フル・バックアップを毎週日曜日の午後11時に実行し、差分バックアップを月曜日から土曜日の午後11時に実行します。各差分バックアップには、最後のフル・バックアップ(差分ベース)以降のすべての変更が含まれます。
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