SQL Server セットアッププログラム(mss_setup)を Microsoft SQL Server システム上で実行して、SharePlex を SQL Server データベースユーザーとして確立します。このユーティリティは、以下の項目を作成します。
Windows 上の Microsoft SQL Server
セットアップが正常に完了するように、次の要件を確認してください。
重要! SharePlex インスタンスをデフォルトの 2100 以外のポートにインストールした場合は、-p オプションを使用してポート番号を指定します。たとえば、次のコマンドではポート番号は 9400 です。
C:\users\splex\bin>
表 2: Setup のプロンプトおよび応答
プロンプト | 応答 |
---|---|
Enter the DSN name or connection string [] : |
SQL Server に接続するための接続文字列またはデータソース名(DSN)を入力します。 |
Enter the Microsoft SQL Server Administrator name : |
SQL Server 管理者の名前を入力します。このユーザーは SharePlex アカウントおよびスキーマでセットアップ作業を実行します。 |
Enter the password for the Administrator account : |
管理者のパスワードを入力します。 |
Enter the name of the database : |
SharePlex オブジェクトをインストールするデータベースの名前を入力します。 |
Database name database does not exist.Would you like to create it?[y] : |
このプロンプトが表示される場合、指定されたデータベースは存在しません。Enter を押すと、セットアップユーティリティによってデータベースが作成されます。 |
Would you like to create a new SharePlex user [y]: |
デフォルトをそのまま使用して、新しい SharePlex データベースユーザーアカウントを作成するには、Enter を押します。既存のアカウントを SharePlex データベースユーザーとして使用するには、n を入力します。 |
Enter the name of the new SharePlex user: Enter the name of the existing SharePlex user: |
新しいユーザーの作成を選択したか、既存ユーザーの使用を選択したかによって、このプロンプトのどちらかが表示されます。SharePlex ユーザーの名前を入力します。
|
Enter the password of the SharePlex user : |
SharePlex ユーザーアカウントのパスワードを入力します。 |
Re-enter the password for the SharePlex user : |
もう一度 SharePlex パスワードを入力します。 |
セットアップが正常に終了すると、次のようなメッセージが表示されます。
Completed SharePlex for Microsoft SQL Server database configuration
SharePlex User name: splex
Database name: db1
Target specification in SharePlex configuration: r.db1
PostgreSQL システムで pg_setup プログラムを実行して、SharePlex 用のユーザーアカウント、スキーマ、およびテーブルを作成します。
サポートされているプラットフォーム上の PostgreSQL オープンソースデータベースのすべての実装
接続文字列または DSN を指定できます。以下のことに注意してください。
接続タイプ | 解決方法 |
---|---|
接続文字列 | ユーザー、パスワード、またはデフォルトパスワードを接続文字列内で指定する必要はありません。これらは、セットアッププログラムを実行したときに追加されます。接続文字列にはポート、サーバ、ドライバを含める必要があります。例を以下に示します。Port=5444;server=localhost;driver=/u01/PostgresPlus/connectors/odbc/lib/edb-odbc.so;database=edb; |
DSN |
定義した DSN を SharePlex 接続用に使用する必要がある場合は、DSN が定義されている ODBC ファイル(odbc.ini および odbcinst.ini)を SharePlex 変数データディレクトリの odbc サブディレクトリにコピーまたはリンクします。これで、SharePlex プロセスがデータベースに接続するときの接続エラーを防止します。 DSN を定義していないときに、DSN を使用する必要がある場合は、odbc サブディレクトリ内のテンプレートファイルで DSN を作成できます。 |
セットアップが正常に完了するように、次の要件を確認してください。
(Symfoware のみ)セットアップを実行するユーザーが Fujitsu Enterprise Postgres 所有者ではない場合、Fujitsu Enterprise Postgres インストールディレクトリ内の lib サブディレクトリへのパスを含めて、環境変数 LD_LIBRARY_PATH を設定します。LD_LIBRARY_PATH は、Fujitsu Enterprise Postgres 所有者の .bash_profile ファイル内で設定されています。
例:
export LD_LIBRARY_PATH= /opt/symfoserver64/lib:$LD_LIBRARY_PATH
このパスを設定しないと、次のエラーが発生します。
symbol lookup error:/opt/fsepv95client64/odbc/lib/psqlodbca.so: undefined symbol:PQconnectdbParams
重要! デフォルトの 2100 以外のいずれかのポートに SharePlex インスタンスをインストールした場合、-p オプションを使用して、ポート番号を指定します。たとえば、次のコマンドではポート番号は 9400 です。
$ /users/splex/bin>
表 3: セットアップのプロンプトおよび応答
プロンプト | 応答 |
---|---|
Enter the PostgreSQL DSN name or connection string [] : |
PostgreSQL ターゲットに接続する接続文字列またはデータソース名(DSN)を入力します。 |
Enter the PostgreSQL Administrator name : |
PostgreSQL 管理者の名前を入力します。このユーザーは SharePlex アカウントで作業を実行する予定です。 |
Enter the password for the Administrator account : |
管理者のパスワードを入力します。 |
Enter the replication target database name: |
SharePlex で使用する SharePlex テーブルおよびその他のオブジェクトを含めるデータベースの名前を入力します。新しいデータベースまたは既存のデータベースの名前を入力できます。 |
Database name database does not exist.Would you like to create it?[y] : |
このプロンプトが表示される場合、指定されたデータベースは存在しません。Enter を押して、セットアッププログラムに作成を指示します。 |
Would you like to create a new SharePlex user [y]: |
Enter を押し、デフォルト設定をそのまま使用して、指定したデータベースに新しい SharePlex データベースユーザーアカウントおよび同名のスキーマを作成します。または、n を入力して、既存の SharePlex アカウントを使用します。 |
Enter the name of the new SharePlex user: Enter the name of the existing SharePlex user: |
新しいユーザーの作成を選択したか、既存ユーザーの使用を選択したかによって、このプロンプトのどちらかが表示されます。SharePlex ユーザーの名前を入力します。
|
Enter the password of the SharePlex user : |
SharePlex ユーザーアカウントのパスワードを入力します。 |
Re-enter the password for the SharePlex user : |
このプロンプトは新しいユーザーを作成した場合のみ表示されます。もう一度 SharePlex パスワードを入力します。 |
セットアップが正常に終了すると、次のようなメッセージが表示されます。
Completed SharePlex for PostgreSQL database configuration
SharePlex User name: splex
Database name: ndb5
Target specification in SharePlex configuration: r.ndb5
HANA セットアッププログラム(hana_setup)をターゲット HANA システム上で実行して、SharePlex で使用するユーザーアカウント、スキーマ、およびテーブルを確立します。
サポートされるプラットフォーム上の HANA
HANA への接続方法としては、接続文字列の使用のみがサポートされています。DSN を介した接続はまだサポートされていません。
データベースを操作し、SharePlex データベースアカウントを作成するために必要な権限を SharePlex に付与するには、HANA セットアップを HANA 管理者として実行する必要があります。
hana_setup ユーティリティを SharePlex 製品ディレクトリの bin サブディレクトリから実行します。
重要! SharePlex インスタンスをデフォルトの 2100 以外のポートにインストールした場合は、-p オプションを使用してポート番号を指定します。たとえば、次のコマンドではポート番号は 9400 です。
$ /users/splex/bin> hana_setup -p9400
表 4: HANA セットアップのプロンプトおよび応答
プロンプト | 応答 |
---|---|
Enter the connection string [] : |
HANA データベースシステムに接続するための接続文字列を入力します。SharePlex が HANA に接続するための接続文字列の必須コンポーネントを以下に示します。
例: SERVERNODE=server1.dept.abc.corp:30015;DRIVER=/usr/sap/hdbclient/libodbcHDB.so;CHAR_AS_UTF8=1 ユーザー、パスワード、およびデフォルトデータベースについては hana_setup から入力を要求されるため、指定する必要はありません。 |
Enter the HANA Administrator name : |
HANA 管理者の名前を入力します。このユーザーは SharePlex アカウントで作業を実行する予定です。 |
Enter the password for the Administrator account : |
管理者のパスワードを入力します。 |
Enter the name of the database : |
SharePlex で使用するテーブルおよびその他のオブジェクトを格納するデータベースの名前を入力します。新しいデータベースまたは既存のデータベースの名前を入力できます。 |
Database name database does not exist.Would you like to create it?[y] : |
このプロンプトが表示される場合、指定されたデータベースは存在しません。Enter を押します。hana_setup によってデータベースが作成されます。 |
Would you like to create a new SharePlex user [y]: |
Enter を押し、デフォルト設定をそのまま使用して、指定したデータベースに新しい SharePlex データベースユーザーアカウントおよび同名のスキーマを作成します。または、n を入力して、既存の SharePlex アカウントを使用します。 |
Enter the name of the new SharePlex user: Enter the name of the existing SharePlex user: |
新しいユーザーの作成を選択したか、既存ユーザーの使用を選択したかによって、このプロンプトのどちらかが表示されます。SharePlex ユーザーの名前を入力します。
|
Enter the password of the SharePlex user : |
SharePlex ユーザーアカウントのパスワードを入力します。 |
Re-enter the password for the SharePlex user : |
このプロンプトは新しいユーザーを作成した場合のみ表示されます。もう一度 SharePlex パスワードを入力します。 |
セットアップが正常に終了すると、次のようなメッセージが表示されます。
Completed SharePlex for HANA database configuration
SharePlex User name: splex
Database name: ndb5
Target specification in SharePlex configuration: r.ndb5
HANA ターゲットへの SharePlex 複製を開始する前に、そのターゲット内の SharePlex データベースユーザーに以下の権限を付与します(ここで、SP_USER は SharePlex データベースユーザーの名前です)。
さらに、複製するオブジェクトを含むそれぞれのスキーマの所有者としてログインし、スキーマに対して以下の権限付与操作を実行します。
Teradata システムで Teradata セットアッププログラム(td_setup)を実行して、SharePlex によって使用されるユーザーアカウントおよびデータベースを確立します。
サポートされるプラットフォーム上の Teradata
データベースの操作および SharePlex データベースアカウントの作成に必要な権限をSharePlex に付与するには、Teradata セットアップを Teradata 管理者として実行する必要があります。
SharePlex 製品ディレクトリの bin サブディレクトリから td_setup を実行します。
重要! SharePlex インスタンスをデフォルトの 2100 以外のポートにインストールした場合は、-p オプションを使用してポート番号を指定します。たとえば、次のコマンドではポート番号は 9400 です。
$/users/splex/bin> td_setup ‑p9400
表 5: Teradata セットアップのプロンプトと応答
プロンプト | 応答 |
---|---|
Please enter the full directory path of the Teradata ODBC driver: |
Teradata ODBC ドライバライブラリのフルパスを入力します。このステップは、Teradata セットアップユーティリティ内のドライバの場所を初期化して、セットアップの残りを実行できるようにします。セットアップ手順を完了するには、Teradata セットアップを 2 回実行する必要があります。 |
Please run td_setup again to create the tables, login and user accounts needed to run SharePlex replication. |
もう一度 Teradata セットアップを実行します。SharePlex を 2100 以外のポートでインストールした場合は、ポート番号を含めます。 $/users/splex/bin> td_setup -p9400 |
Enter the DSN name or connection string []: |
接続文字列、または Teradata に接続するデータソース名(DSN)を入力します。 |
Enter the Teradata Administrator name: |
Teradata 管理者の名前を入力します。このユーザーは SharePlex アカウントで作業を実行する予定です。 |
Enter the password for the Administrator account: |
管理者のパスワードを入力します。 |
Would you like to create a new SharePlex user [y]: |
Enter を押してデフォルト(新しい SharePlex データベースアカウントの作成)を受け入れるか、n と入力して既存の SharePlex アカウントを使用します。 |
Enter the name of the new SharePlex user: (or...) Enter the name of the existing SharePlex user: |
前の手順で選択したオプションに応じて、新規または既存の SharePlex ユーザーの名前を入力します。
|
Enter the password for new SharePlex user: (or...) Enter the password for existing SharePlex user: |
新規または既存の SharePlex ユーザーアカウントのパスワードを入力します。 |
Re-enter the password for new SharePlex user: |
このプロンプトは新しいユーザーを作成した場合のみ表示されます。もう一度 SharePlex パスワードを入力します。 |
Enter the name of the database: |
デフォルトを受け入れるか、別のデータベース名を入力します。 |
Database name database does not exist. Would you like to create it?[y]: |
このプロンプトが表示される場合、指定されたデータベースは存在しません。Enter を押すと、Teradata セットアップによって作成されます。 |
セットアップが正常に終了すると、次のようなメッセージが表示されます。
Completed SharePlex for Teradata database configuration
SharePlex User name: splex
Database name: splex
Target specification in SharePlex configuration: r.splex
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