レプリケーション共有は、配布対象ファイルのコピーを保持するデバイスであり、管理対象デバイスが複数の地理的な場所に展開されている場合に特に有用です。
レプリケーション共有を作成するには、各リモートサイトでレプリケーションデバイスとして機能するデバイスを1つ指定します。アプライアンスは、指定したターゲットパス上のレプリケーションデバイスにすべてのレプリケーションアイテムをコピーします。レプリケーションプロセスは、ネットワークエラーやレプリケーションスケジュールのために停止されても、自動的に再開されます。停止された場合、レプリケーションプロセスは停止されたポイントで再開されます。
スニーカーネット共有:新しいフォルダを作成し、そのフォルダに既存のレプリケーションフォルダの内容をコピーできます。その後、アプライアンスで新しいレプリケーションフォルダとしてこのフォルダを指定できます。すべてのレプリケーションアイテムが新しいフォルダに含まれているかどうかが確認され、新しいアイテムのみが複製されます。これにより、帯域幅が節約されます。新しいフォルダにレプリケーションフォルダの内容を手動でコピーできます。デバイスで作成されたレプリケーションフォルダの階層は次のようになります。
\\<マシン名>\<フォルダ名>\repl2\<レプリケーションアイテム>フォルダ
デバイス名とフォルダ名はユーザーが定義します。一方、repl2 はアプライアンスによって自動的に作成されます。レプリケーションアイテムのフォルダには、パッチ、kbot、アップグレードファイル、およびアプリケーション用のフォルダが含まれます。
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レプリケーション共有を作成するには、以下を実行する必要があります。
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ソフトウェアファイルを書き込むターゲットパスへの書き込み権限を取得します。 |
レプリケーション共有を作成できるのは、インベントリの デバイス リストに表示されているデバイスのみです。使用するデバイスが デバイス リストに表示されていない場合は、デバイスをレプリケーション共有として使用する前に、そのデバイスのインベントリレコードを作成する必要があります。
詳細については、 インベントリ情報の管理を参照してください。
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レプリケーションスケジュールの詳細 ページに移動します。 |
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K1000管理者コンソール(http://K1000_hostname/admin)にログインします。または、管理ヘッダーに組織メニューを表示 オプションがアプライアンスの 一般設定 で有効になっている場合は、ページの右上隅で、ログイン情報の横にあるドロップダウンリストから組織を選択します。 |
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注: 「アプライアンスへのフェールオーバー」を有効化するのは、レプリケーション共有のテスト後のみとしてください。 |
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レプリケーションデバイスがレプリケーション共有に使用するパス。アプリケーションはK1000からこの場所にコピーされます。ローカルドライブの場合、次のようなローカルドライブ構文を使用します。C:\k1000share ネットワークドライブの場合、次のようなUNC形式を使用します。\\kaceRep\k1000share\ | |||
ローカル共有または UNC |
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デバイスに接続してコマンドを実行するために必要なサービスアカウントの詳細。ドロップダウンリストから既存の資格情報を選択するか、新しい資格情報の追加 を選択して、まだリストされていない資格情報を追加します。 詳細については、ユーザーとパスワード資格情報の追加および編集を参照してください。 | |||
レプリケーションドライブからアイテムをコピーするためにレプリケーションラベル内のデバイスによって使用されるパス。 \\fileservername\directory\k1000\ その他のデバイスには、この共有フォルダからレプリケーションアイテムをコピーするための読み取り権限が必要です。 | |
デバイスに接続してコマンドを実行するために必要なサービスアカウントの詳細。ドロップダウンリストから既存の資格情報を選択するか、新しい資格情報の追加 を選択して、まだリストされていない資格情報を追加します。 詳細については、ユーザーとパスワード資格情報の追加および編集を参照してください。 |
レプリケーションに使用される最大帯域幅。このフィールドを空白にすると、レプリケーションに使用可能な最大帯域幅が使用されます。このフィールドは、バイト/秒単位で指定します。 | |||||||
レプリケーションに使用される制限された帯域幅。このフィールドを空白にすると、レプリケーションに使用可能な最大帯域幅が使用されます。このフィールドは、バイト/秒単位で指定します。 | |||||||
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レプリケーション共有として使用するデバイスの詳細を表示できます。
1. |
レプリケーション リストに移動します。 |
a. |
K1000管理者コンソール(http://K1000_hostname/admin)にログインします。または、管理ヘッダーに組織メニューを表示 オプションがアプライアンスの 一般設定 で有効になっている場合は、ページの右上隅で、ログイン情報の横にあるドロップダウンリストから組織を選択します。 |
b. |
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レプリケーションキューの表示: レプリケーションキューに入っているアイテムを表示するには、設定情報の下の レプリケーションキューの表示 をクリックします。このビューは、ページにアクセスするとデフォルトで表示されます。 |
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レプリケーションインベントリの表示: 共有に複製されたアイテムを表示するには、設定情報の下の 共有インベントリの表示 をクリックします。 |
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レプリケーションキューの削除: 削除対象としてマークされているレプリケーションアイテムを表示するには、設定情報の下の 削除キューの表示 をクリックします。 |
K1000 アプライアンスでは、管理対象コンピューターやサーバーなど他のシステムへのログインに必要なユーザー名とパスワード、および Google や SNMP 認証に必要な情報を一元的に管理できます。
インベントリ (検出、プロビジョニング、およびエージェント不要デバイス管理)、配布 (管理対象インストール、ファイル同期、およびレプリケーション)、スクリプト (設定ポリシーおよびセキュリティポリシー)の各セクションのドロップダウンリストから、アプライアンスの 資格情報管理 ページに追加された資格情報を選択できます。
また、資格情報管理 ページで更新された資格情報は、その情報がさまざまな K1000 コンポーネントのどこで使用されているかを問わず自動的に更新されます。資格情報を使用する各アイテムを個別に更新する必要はありません。
ただし、アプライアンスに追加する資格情報は、ターゲットシステム上の資格情報に一致する必要があります。ターゲットシステム上の資格情報を変更した場合は、アプライアンスの 資格情報管理 ページの資格情報も変更する必要があります。
アプライアンス上で組織コンポーネントが有効化されている場合は、各組織ごとに資格情報を個別に管理します。
注: LDAP 設定ページでは、資格情報管理 ドロップダウンリストを使用できません。そのため、シングルサインオンおよび LDAP 認証を使用する K1000管理者コンソールやユーザーコンソールにアクセスするためのユーザー資格情報を管理する用途には、この機能は使用されません。詳細については、ユーザーアカウントおよびユーザー認証についてを参照してください。 |
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