この記事ではWindows版SharePlex 12.2のインストール後にコマンドプロンプトがOSコマンドを見つけられなくなる問題について説明します。
Windows版SharePlex 12.2のインストール後にコマンドプロンプトからOSコマンド(C:\Windows\System32\のnotepad.exeやcmd.exe等)をコマンド名で起動しようとするとコマンドが見つからない旨のメッセージが表示されるようになります。
'notepad' is not recognized as an internal or external command,
operable program or batch file.
本事象は Windows用 SharePlex 12.2 のみで発生します。
Windows用 SharePlex 12.0/12.1 および10.2以前のリリースには該当しません。
また、Unix/Linux用SharePlexには該当しません。
(2026年3月20日更新)SharePlex 12.2.1で修正が行われました。今後はSharePlex 12.2.1のインストーラーを使用するようにしてください。
sp_setup-12.2.0.001.exeによるSharePlexのインストール後、システム環境変数 Path に相当するレジストリエントリの型が変更されてしまうためです。
(システム情報| システムの詳細設定 | 環境変数 )システム環境変数 のPath は 以下のレジストリに格納されたエントリに相当します。
HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Environment の Path
本来このエントリの型は REG_EXPAND_SZ(展開可能な文字列)であるべきですが、SharePlexのインストーラーにより REG_SZ(文字列)に変更されてしまいます。
この型の場合、%SystemRoot%\System32などの変数を含むパス情報が展開されず、 C:\Windows\System32 と解釈されなくなるためPathからOSコマンドが認識されなくなります。
そのまま ora_setupを実行すると SharePlex Dataequator(compare/repair機能を提供するパッケージ)の登録が失敗しますが、これも同じ原因です。
Creating SharePlex Dataequator package . . .
Loading Compare Package from "C:\Program Files (x86)\Quest Software\SharePlex\util\sp_deq_pkg.plb"...sh: line 1: cmd: command not found
WARNING: Unable to load Compare package.
SharePlex 12.2(Windows向け)のインストール作業前にSPO-25197対策済みのOneOffパッチ(事象を起こさないインストーラー)をサポートへ要求してください。 後続バージョンのリリースによりOneOffの提供は終了しました。
既に事象発生してしまった後の環境にたいしては以下の対処を行うことで解消します。
Windows用SharePlex 12.2のインストールが完了している場合、以下の手順でレジストリエントリの型を元の状態にしてください。
この後で起動したコマンドプロンプト(cmd.exe) は正しくPathを解釈できるように戻っています。
ora_setupも期待通り動作します。
再インストール等の作業は不要です。
ただし、今後12.2を入れなおす・新規導入する場合は SharePlex 12.2.1のインストーラーを使用してください。