既定の設定で秘密度ラベルや暗号化されたコンテンツを移行した場合、次のような問題が発生します。
ODM は、移行元と移行先との間で保護されたコンテンツの移行を支援する機能があり、これらの問題を回避できます。
この機能は、秘密度ラベルのマッチング / マッピング、移行プロセス中に秘密度ラベルと暗号化を解除し、移行完了後に移行先に秘密度ラベルと暗号化を再適用します。
秘密度ラベルを移行する際には、いくつかの制限やリスクを理解することが重要です。
ODM は、実際のラベルをソースからターゲットへ移行するのではなく、移行プロセスの一環としてラベルを再適用します。そのため、ラベルに関連する実際のラベルやポリシーは Discovery および Matching などの再適用のためのタスクの前に移行先テナントに存在している必要があります。
移行先テナント上で秘密度ラベルを作成した後、ODM でそれらのラベルを検出するまでに最大 24 時間かかることがありますが、これは Microsoft がプロビジョニング処理を担当しているためです。Teams やグループ、OneDriveのプロビジョニングにも同様の時間制約があります。
秘密度ラベルの処理が設定されている移行タスクは、Azure Information Protection API の影響で移行全体の性能に影響が出ます。これにより、保護されたコンテンツのスループットは低下します。
さらに、SharePoint は移行前にラベルが適用されたコンテンツを識別できますが、メールや OneDrive は移行タスクの範囲内のすべてのファイルやメールで秘密度ラベルの適用を確認し、適切に処理しなければなりません。この違いは移行プロセスに使用される API によるものです。SharePoint は、この情報を SharePoint Migration Export (AMR) API から返されるメタデータの一部として受け取ります。メールや OneDrive のタスクは、処理前にすべてのアイテムを MIP SDK で確認する必要があります。
本機能は申請制です。有効化を望まれる場合、お手数ですが "migration.sensitivitylabels.allowAccess" 機能フラグの有効化依頼と共にその理由を記述してテクニカルサポートケースを作成してください。
申請時には、対象の Organization ID および Region Name が必要です。それらの確認方法はビデオ チュートリアルをご参照ください。
"migration.sensitivitylabels.allowAccess" の申請許可が下りたらサポート担当者からその旨を通知いたします。
その後 On Demand Migration Current - User Guide - Sensitivity labels を参考に秘密度ラベル (Sensitivity labels) を移行するための準備を行い、それぞれの移行タスクの Sensitivity Labels オプションを使ってコンテンツを移行してください 。