NetVault Backup 11.4.5を使用している環境で、テープ・メディア内の全データが期限切れとなり再利用可能状態になるべきテープ・メディアがBADと認識され、テープ・メディアが使用できない状況となります。
本事象は 全プラットフォームにて発生します。
本事象については、修正リクエスト番号 NVBU-16600 として採番されNetVault Backup 11.4.5.12 にて修正されました。
【Windows環境で作業する場合】
#1 – NetVaultインストール・ディレクトリ以下 pgsql\bin 以下で pgAdmin3.exe を起動します。
#2 – ファイル・メニューのサーバ追加にて新しいサーバ登録の画面を開きます。
#3 – ホスト名はサーバ上で起動している場合には localhost 外部からの場合は NVBUサーバを指定し、Portに 51486、パスワードに NetVault Backupインストール時に設定したPostgresのパスワードを入力しOKを押します。
#4 – サーバ以下の登録名以下 データベース以下の netvault_mediamanagement を開きます。
#5 – プラグイン、PSQL Console を選択し netvault_mediamanagement=# のプロンプトが出るウィンドウを開きます。
#6 – このコンソール内で “ALTER TABLE medmgrmedia DROP CONSTRAINT medmgrmedia_logcalid_key;”を入力しEnterを押します。
#7 – コマンドが受け付けられたことを確認し PSQL Console と pgAdmin3 を閉じます。
【Linux環境で作業する場合】
#1 - コンソールにて、NetVault Backupインストール・ディレクトリ以下 pgsql/bin 以下へ移動します。
#2 - 次のコマンドを使用して netvault_mediamanagement データベースへ接続します。
"psql -a -d netvault_mediamanagement -h localhost -p 51486 -U postgres"
#3 - NetVault Backup インストール時に設定した Postgres のパスワードを入力します。
#4 - PSQLのコマンド・プロンプトになったことを確認し次のコマンドを実行します。
"ALTER TABLE medmgrmedia DROP CONSTRAINT medmgrmedia_logcalid_key;"
#5 - "\q"にてPSQLコマンド・プロンプトを終了します。
(注意点)
本回避策は、NVBUサービスを再起動するまでに有効な回避策となります。NVBUサービスが再起動されると変更した設定がリセットされますので、サービス再起動後に本設定変更が毎回必要となります。
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