NetVault Backup サーバ(以下 NetVault サーバ)にはバックアップメディアの情報から、バックアップしたデータのインデックス、バックアップスケジュール等の様々な情報が格納されています。
これらのデータは NetVault データベース・プラグインを使用してバックアップ可能であり、NetVault サーバの障害発生時に備えて定期的にバックアップを取得することを推奨しています。
NetVault サーバ障害時には NetVault データベース・プラグインでバックアップした項目を必要に応じて選択してリストアします。
NetVault サーバの障害発生時に NetVault を再インストールした場合は、NetVault データベース( NVDB )のバックアップからリストアを行います。
NVDBリストア時に選択可能な項目は以下になります。
1. Auditor Database:NetVault サーバシステムの監査ログ
2. Configuration(NetVault Backup 10.xでは「設定」):NetVault サーバ Configuratorやプラグイン、APMの基本設定
3. Deployment Manager:プッシュ・インストール・タスクで設定される情報(ストアの管理情報等) (NetVault Backup 11.0 以降)
4. Logs:NetVault サーバのログファイル
5. Media Manager:NetVault サーバで管理されているメディア情報
6. Schedule Manager:ジョブスケジュールのスケジュールや設定情報
7. キー:NetVault サーバのライセンス・キー
8. クラスタ:仮想 Client の設定情報
9. スクリプト:NetVault サーバをインストールしたディレクトリの scripts ディレクトリ以下のスクリプト
10. バックアップ・インデックス:バックアップしたデータのインデックス(ファイル名やバックアップした情報)
11. 一般レポートファイル:NetVault レポート
注意: NVDB のリストアを実施する場合、以下の条件に適合する環境にのみリストアすることが可能です。
条件1. NetVaultサーバマシン名が同一名称である
条件2. OS や NetVault バージョンが同一である
条件3. NVDB のパス(インストール時に選択するパス名)が同一である
通常 NVDB を復旧させる場合には、全項目にチェックを入れてリストアを実施して下さい。
また、個別に選択してリストアする場合は、5. Media Manager 、10. バックアップ・インデックス は別々にリストア可能ですが、クエスト・ソフトウェアからの指示が無い限りは、
どちらか一方だけではなく両方一緒にリストアして下さい。
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