reports ディレクトリをデフォルト以外のディレクトリに設定している環境におけるバージョンアップ時の問題については NetVault Backup 11.1 で修正されており、NetVault Backup 9.2 およびそれ以降のバージョンから NetVault Backup 11.1 へのバージョンアップでは本事象は発生しません。
ただし、NetVault Backup 9.2 未満から NetVault Backup 11.1 へのバージョンアップの場合は、NetVault Backup 9.2 を経由する必要がありNetVault Backup 9.2 未満から NetVault Backup 9.2 へのバージョンアップにおいては、前述のバージョンアップ時の問題に該当するため NetVault Backup 9.2へのバージョンアップの際には、以下の回避策の対応が必要となります。
また、NetVault Backup 10.x または 11.0 へバージョンアップする場合にも、以下の回避策の対応が必要がとなります。
回避策:
バージョンアップ前にNetVaultサービスを停止して一時的にreportsディレクトリをデフォルトのパスへ戻した状態でバージョンアップを行います。
既にバージョンアップされて、本事象が発生している環境では以下の手順にて回避策を行った上での再バージョンアップを行ってください。
#1 - バージョンアップ直前にバックアップされた NetVault Database が存在しているか確認をする
#2 - 現在の NetVault Backup をアンインストールする
#3 - #1を取得したバージョンと同一の NetVault Backup をインストールする
#4 - #1にて確認した「バージョンアップ直前にバックアップされたNetVault Database」をリストアする
#5 - 上記、回避策を行ってバージョンアップをする
関連ソリューション:
NetVault Backup の reportsディレクトリをデフォルト以外のディレクトリに設定している場合のバージョンアップ時の注意事項
https://support.quest.com/ja-jp/netvault-backup/kb/211354