この記事では KACE SMA自身の組織の管理者およびシステム管理者ユーザーについて説明します。
単一組織のみ(ライセンスが役割ベースの権限の機能を持たない)のKACE SMAではデフォルトのローカルビルトイン管理者ユーザーとして 'admin'が存在し、すべての権限を使用可能な役割が固定で設定されています。個別に作成されたユーザーでも同じ役割を与えればSMAの管理者として機能します。
単一組織(複数組織機能が無効)の最初のユーザー
| 名前 | 説明 | アクセス可能なメニュー |
| 'admin' | ローカル組み込みの管理者ユーザー。 | 全て。すべてのメニューにアクセスできる役割が固定で設定されている |
他方、ライセンスキーにより複数組織機能が有効化されたKACE SMAでは、デフォルト組織(ORG1)のローカル組み込み管理者'admin'と、システム(KBSYS)のローカル組み込み管理者'admin'は名前は同じであっても別の設定情報に分かれています。
複数組織機能が有効なSMAの最初のユーザー
| 名前 | 説明 | アクセス可能なメニュー |
| ORG1の 'admin' | デフォルト・ローカル組み込みの組織管理者ユーザー | 組織のKACE システム管理アプライアンスの管理コンソール( k1server/adminui )およびユーザーポータル(userUI)のすべてのメニュー。組織内のすべてのメニューにアクセスできる役割が固定で設定されている。 |
| システム(KBSYS)の 'admin' | デフォルト・ローカル組み込みのシステム管理者ユーザー | システム( k1server/systemui , KACE システム管理アプライアンスのシステム管理者コンソール) のすべてのメニュー。 |
このように2か所のデータベースで管理するため、KACE管理者が独自のユーザーを作成した際、「システム」側に同名のユーザーが無い、あるいは適切な権限およびユーザー情報を持っていない場合には、アプライアンスのログやアップグレード用の画面に移動できない状況が発生します。
サーバーログの採取やネットワーク設定、アプライアンスメンテナンス等の作業はシステムUI側のメニューであるため、システムのローカル組み込みの管理者ユーザーあるいは追加されたシステム側の管理者ユーザーである必要があります。
メンテナンスやトラブルシューティングにおいては適切な管理者ユーザーでログインできるようにしてください。
参考ナレッジベース記事
システムの ログインID(ユーザー名)とパスワードが、組織側のログインID、パスワードと同じであればそのユーザーでログインしたときに右上のプルダウンから 組織←→システム の切り替えができます。
テクニカルサポートから情報採取をお願いする場合には組織とシステムのそれぞれで全作業を行えるユーザーを利用できるようにしてください。(基本的にはそれぞれの管理者ユーザーの認証情報をきちんと把握しておくこと)