PDF 出力時に表や列の固定幅が無視される (4379284)

MNSP で Notes 文書を PDF または PDF/A に変換する際、表や列が固定幅にも係わらず、それら表や列の長さよりもその中の文字列の全体の長さが固定幅長より長い場合、固定幅が無視されて出力されます。

PDF のレンダリング処理に起因した問題で、表やセルの固定幅長よりも文字列の長さが優先されるために発生する事象です。この事象は外部モジュール依存ため、MNSP での対処方法がなく、修正予定も未定となります。

また、この問題はDistribute Columns Evenly の設定も影響を受けつけず、レンダリングされてしまいます。

完全な対処を実施する場合は、対象の表やセル内の一つの文章の長さを表やセルの固定幅長より短くし、適宜スペースや改行を挿入することをご検討ください。

MNSP での一括での対処をご希望の場合は、 Distribute Columns Evenlyの設定が適用される固定幅長にマージンを強制するモジュールをご用意しました。こちらをご利用することで、表やセルのレイアウトがマージンに合わせるようになり列が等間隔になりますが、次の手順で回避可能です。

1. この KB に添付しているモジュールをダウンロードし、任意の場所に展開します。
2. 展開されたファイル Quest.NMSP.Generator.dll を MNSP のプログラムフォルダー内 Bin フォルダーの同等ファイルと差し替えます。
   * この時、念のために元の Quest.NMSP.Generator.dll はリネームして保存することをお勧めします。
   * MNSP のバージョンでモジュールが異なります。ご利用バージョンをダウンロードください。
3. DLL が読み込まれるよう、適宜 MNSP や OS を再起動ください。
4. MNSP を起動、ジョブ定義ファイルを読み込んだ後に、次の設定内容を問題の発生するカラム数以下の値に変更します。
   [Folder] タブ | Target Data Definition | [Edit] | [Data Field] タブ | Doc | Table Format | Distribute Columns Evenly