NVMe ドライブへのWindows 7 スクリプト形式のインストール方法 (4321446)

NVMe（Non-Volitile Memory Express）は、SSD向けに特別に開発された通信インターフェイス/プロトコルです。このインタフェース/プロトコルを使用するドライブは、読み書き速度が向上するため普及しています。しかし、MicrosoftはWindows 8.1まで、これらのNVMeドライブのドライバを公式にサポートしていませんでした。Microsoftは、Windows 7用のNVMeドライブをサポートするドライバとパッチをリリースしましたが、これらのドライバやパッチはWindows 7の.isoファイルに含まれていません。このため、NVMeドライブを搭載したデバイスにWindows 7をスクリプト形式インストールでインストールことができません。Windows 7メディアには、この機能を有効にするために必要なドライバやパッチが含まれていないためです。

PCIe用のドライバは、Windows 8.1またはWindows 10に含まれており、イメージのキャプチャまたは展開にはADKのKACEブート環境を作成して使用します。

重要な関連情報：

http://www.dell.com/support/article/jp/ja/19/SLN300184/ja

追加情報：

1. 本ページ下部の添付ファイルセクションの”Samsung NVMe driver”をクリックします。

2. Samsung+NVMe+driver.zip がダウンロードされるので解凍します。

c:\temp\hotfix
c:\temp\drivers

5. DVD またはマウントされた ISOを開き全てのソース(ファイルとフォルダ)を C:\temp\src にコピーします。

6. 手順2でダウンロードした2つの修正プログラム (.msu ファイル)をC:\temp\hotfix  にコピーします。

7. C:\temp\drivers に手順1でダウンロードしたドライバーファイルをコピーします。

8. 管理者としてコマンド プロンプトを実行し、下記のコマンドを1行づつ実行します。

dism /Image:C:\temp\mount /Add-Driver /Driver:c:\temp\drivers /Recurse

9. C:\temp\mount\sources を開き日付でソートします

10. C:\temp\src\sources を開きます。

11. C:\temp\mount\sources の中で更新日時が本日のファイルを、C:\temp\src\sources コピー(上書き)します。

12. C:\temp\mount\sources　と　C:\temp\mount\sources を閉じます。

13 下記のコマンドを実行します。

dism /Unmount-Image /MountDir:C:\temp\mount /commit

14. 次のコマンドを実行してInstall.wim情報からインデックスを取得し、すべてのインデックスを確認して、更新する必要があるインデックスの値を確認します。

dism /Get-WimInfo /WimFile:c:\temp\src\sources\install.wim

15. 次のコマンドを実行して、修正プログラムおよび install.wim、winre.wim にドライバーを挿入します。

dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\temp\mount /Commit

※手順14で確認したインデックスが複数ある場合には、それぞれを個別に実行する必要があります。
上記1行目のIndex: の後ろの値を変更します。
上記4行目のIndex: は常に1となります。

16. ISOファイルを作成するため、管理者で実行しているコマンドプロンプトにて、下記のディレクトリに移動します。

17. 下記のコマンドを実行し、ISOファイルを作成します。

18. C:¥tempにある、Win7.NVME.ISOをマウントします。

19. K2000メディアマネージャにて、マウントしたISOファイルをソースメディとしてアップロードします。

代替の方法

1.　Microsoftから提供されている上記2つの修正プログラムがインストールされている仮想(推奨)または物理のWindows 7xXX端末を準備しsysprep を実行します。

2.　システムをKACEブート環境（KBE）にブートし、イメージをキャプチャします。

3.　対象の端末に最小のプレインストールタスクにて作成したイメージを展開すると、ドライバフィードにより再起動後にPCIeサポートに必要なドライバがインストールされます。