ISOファイルとしてダウンロードしたKBE をUEFIモードのVMware 仮想マシンで起動すると失敗します。
・USB にFAT32オプションでインストールしたKBEは仮想マシンで正しく動作します。
・ISOとして作成したDVD/CDを使用してもUEFIモードの物理のマシンでは正しく起動します。
本問題はバージョンv6.1以上では修正済みです。
v6.1以上へバージョンアップしてください。
また、KBE作成時、メディアマネージャの詳細オプションにて、「UEFI ISO」オプションを有効にする必要があります。
以前の回避策
回避策1:
FAT32オプションで作成したUSB KBEを使用します。
回避策2:
KBE Manipulator (v3.6.0.2またはそれ以上)でUEFI VM isoオプションをつけてKBEを作成します。
このKBEはUEFIモードのVMware仮想マシンにてISOから正しく起動します。※補足 参照
補足
K2000メディアマネージャと異なり、KBE Manipulator は ADK ベースのPE(4/5/10)にたいして日本語の構成を設定できません。
そのため、EFIモードの VMware仮想マシンやHyper-V第2世代の仮想マシンを KBE Manipulator で作成したKBE ISOイメージから起動できても、文字化けやスクリプトインストール中「Display Language をセットされていない」という主旨のエラーが発生してインストーラーが正常に動作しません。
対処
注意: KBE ManipulatorからWIM/ISOをアップロードすることで作成したKBEについてのサポートはありません。
ご理解いただいたうえでお試しいただきますようお願い申し上げます。
この例では 使用するWindows Kitは ADK10、対象KBEアーキテクチャはx64 を想定しています。
KBE Manipulator を実行するシステムでは適切なバージョンのADKとK2000メディアマネージャがインストールされていることを前提とします。
(1)KBEイメージのWIMの抽出
1. K2000管理者画面にて 展開|ブート環境 に移動してKBEを開きます。
2. 「このブート環境用の起動可能なUSBフラッシュドライブイメージの作成」にチェックをいれて保存をクリックします。
3. 数分お待ちいただいて開きなおすと 「このブート環境用の起動可能なUSBフラッシュドライブイメージのダウンロード」というリンクが現れます。
4. このリンクをクリックしてzipファイルをダウンロードします。
5. ZIPファイルを解凍して 解凍フォルダ内の files\sources にあるファイル boot.wim を取得します。
(2)KBE Manipulatorを使用したKBEとしてのWIMファイルアップロード
1. KBE Manipulatorをダウンロードおよびインストールして起動します。
2. ダイアログにて使用するADKのバージョンを選択します。
3. メニューバーの Configure | Modify KBE Tools...をクリックします。
4. [UEFI VM .iso]にチェックを入れ[Save Options]をクリックします。
5. メニューバーの File | Choose WIM to upload をクリックして、boot.wim を指定します。
6. K2000IPアドレス、K2000Sambaパスワード、保存名(例 KBE PE10 x64 - UEFI WIM)、KBEのアーキテクチャ(x64)を選択します。
7. [Create KBE]ボタンをクリックするとKBEが作成され、K2000にアップロードされます。
(3)KBE ISOイメージの取得
1. K2000管理者画面にて 展開|ブート環境 に移動して(2)で作成したKBEを開きます。
2. 「このブート環境用の起動可能なISOのダウンロード」をクリックしISOをダウンロードします。
このKBEのISOをダウンロードしてUEFIモードの仮想マシンの起動に使用します。
作業は以上です。
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