KACE SDAデータのバックアップは2つの作業で構成されます:
これら2つの作業は手動で行うこともできますし、利用環境の要求に応じてスケジュールして実行することもできます。いずれの方法も可能ですがまた短所もあります。
手動でバックアップを行う方法の主な問題は "定期的に実行することを覚えておく必要がある" ことです。またデータをエクスポートしてオフボードストレージサーバーへコピーするのはデータサイズに依存して時間がかかることがあります。
スケジュールバックアップもまた次のような短所がいくつかあります。オフボードストレージサーバーがバックアップデータを保持できる容量を保証する事、エクスポートのジョブとオオフボードストレージサーバーへの転送のジョブが重ならないようにスケジュールする事、オフボードストレージサーバーのアドレスと認証情報をメンテナンスする事 などです。
データのエクスポート設定:
設定手順については ナレッジベース記事 4300798 にて詳しく述べられています。
アイテムのエクスポートがスケジュールされていたとしても、現在のアイテムのバージョンとエクスポート済みのアイテムのバージョンが同じ場合、エクスポートは開始されません(エクスポートリストの "バージョン"列の数字 と"バージョンがエクスポートされました"列の数字)。 この挙動はおなじアイテムバージョンのデータが複数回エクスポートされないようにするためです。この挙動により、restore共有およびオフボードストレージサーバー上の領域が節約されます。エクスポート済みのアイテムはバージョンが変わるまでは再びエクスポートされなくなります。言い換えると、もしもあるアイテムがエクスポート・オフボードストレージサーバーへのコピー・restore共有上で削除された後に、さらにオフボードストレージサーバー上から削除されてしまえば、そのアイテムはバックアップデータが存在しないまま新規エクスポートもされないままとなってしまうことを意味します。再びエクスポートできるようにするには アイテムの編集と保存を行ってバージョン番号を増加させる必要があります。そのような考慮無しにrestore共有上から(イメージやスクリプト形式のインストール、POタスクなどの)パッケージファイルは削除はされるべきではありません。
KACE SDAには全体のバックアップの機能はないため、オフボードストレージサーバーにてバッアップが削除されないように管理することは非常に重要です。
何をエクスポートすべきか:
エクスポートする: ASR (MAC) 形式のイメージ, Kイメージ, KBE(ブート環境), WIM形式のイメージ, スクリプト形式のインストール, タスク、ユーザステート
エクスポートしない: (必要性が認められない限りおこなわない ) データベース, ネットワークインベントリ, ネットワークスキャン はエクスポートしないでください。
エクスポートしない: タイプがドライバのアイテムについては、「SDA ブート環境(Windows x64)ドライバ」、「SDA ブート環境(Windows x86)ドライバ」以外は、エクスポートしません。他のドライバは K2000 v3.5より前のバージョンで利用していた古いタイプのドライバフィード用のドライバであり、 K2000 v3.5以上のバージョンでは使用していないため不要です。
"データベース" は調査用のみのエクスポート対象であり、これをインポートすることはできません。対象にしないでください。
考慮事項:
エクスポートされるアイテム全体のサイズとKACE SDA上の空きディスク容量については注意を払うべきです。各エクスポートアイテムはSDA restore共有上に2つのファイルとして配置されます。.pkg ファイルは実データを含んでいます。
.xml ファイルはそのパッケージの中身についての説明する情報をもっています。リストアのためには両方のファイルが保持されなければなりません。これらのファイルは restore共有に書き込みされるためSDAの空き容量を消費します。空きが20GBを下回るとSDAの多くの通常の操作で失敗が発生しだすようになります。そのため、エクスポートアイテムの全体の容量 が SDAの空き容量 - 20GB を超えないようにすることが非常に重要です。
バックアップされるデータの全容量が 利用可能な空き容量より大きい場合、一度にエクスポートするのではなくて4つや2つに対象を分割して 別の曜日/異なる時刻 にエクスポート/転送 を行うのは良いやり方といえます。 オフボード転送設定画面の "復元のクリーンアップ" (後述)オプションが必要になります。
エクスポートが完了する前に転送タスクを開始してハングすることを避けるために、エクスポートジョブと転送タスクの間に時間を十分に設けることが重要です。推奨される方法は エクスポートが終わると想定される時刻から24時間は間をあけてから転送タスクが開始するようにすることです。充分なマージン時間を設けて、エクスポートタスクが遅くなっても転送タスクと衝突しないようにしてください。
エクスポートされたアイテムをオフボードパッケージ転送するための設定:
オフボードパッケージ転送の設定手順ついては ナレッジベース記事 4300798 にて詳しく説明しています。
考慮事項:
オフボードストレージサーバーはSDAのすべてのデータを扱うために十分な容量をもっていなければなりません。実際には、なんらか理由であるタスクを以前のバージョンに戻す場合に備えて複数バージョンの同じタスクを保持することも考慮すると実際にはもっと空き容量が必要となるはずです。
バックアップデータをプッシュすることがどのくらいのインパクトになるか、利用可能なネットワーク帯域、ほかのリソースへ与える影響も考慮すべきです。もしオフボードストレージサーバーが他のアプリケーションのために使われていたら転送時間に影響するかもしれません、あるいはそのアプリケーションのパフォーマンスのに影響があるかもしれません。
オフボードパッケージ転送の設定画面で [復元のクリーンアップ] のチェックボックスが有効の場合、各アイテムのファイルはオフボードストレージサーバーへコピーされた後でSDAのrestore共有上から削除されます。これによりディスクスペースが解放されます。このオプションの使用はSDA上の領域を節約するのに役立ちますが、オフボードストレージサーバーでは勝手にファイルが削除されないように慎重に管理することが求められます。
どの頻度でバックアップをおこなうかはほぼSDA上で変更されるデータの量に依存します。大抵の場合は週一回で大丈夫と考えられますが実際にはお客様の環境とリスクの見積もり次第です。 エクスポートを金曜日の夜に開始し、転送を日曜日の午前2時に開始される設定がほとんどです。なお、自動エクスポートとオフボード転送の設定を選択した場合でも、手動のバックアップが必要になるかもしれないことは記憶に留めておいてください。