この記事では 単一組織(複数組織が有効でない)のSMAの画面と 複数組織が有効なSMAの画面の違いについて説明します。
複数組織機能が有効なライセンスのSMAと 単一組織ライセンスのSMAのいずれにおいても、KACE SMAでは主に2つのデータベースを持っています。
データベース名 | 用途 |
ORG1 | デバイスや資産、ソフトウェア等に関する情報が格納されるいわゆる「デフォルト」組織用のデータベースです。 複数組織機能が有効なアプライアンスでは「組織」を追加するたびにORG#が追加作成されます。 |
KBSYS | 「システム」。アプライアンス(サーバー)の管理や組織間で共通して使用されるデータの格納先です。 |
各組織(ORG1,ORGn...) と システム(KBSYS) ではユーザー名は同じでもそれぞれ異なるユーザー情報を持っています。
この機能の違いが反映されて、複数組織が有効なSMAと単一組織のSMAでは、Web管理インターフェースでは画面に差異が出てきます。
前提: このスクリーンショットでは組み込みのローカル管理者アカウント(デフォルト名 "admin") でログインする場合を想定しています。組織固有のユーザーについては設定された役割によってはいくつかのメニューが表示されない場合があります。
"システム管理アプライアンスの管理コンソール" のログイン画面 (AdminUI http://k1sma/adminui ) の表示画面です。
複数組織機能が有効の場合、ログインする組織の選択欄あるいは入力欄が表示されます。
以前のバージョンでは "K1000管理者インターフェース" と表示されていました。
単一組織 | 複数組織機能が有効 |
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以下は複数組織のみが持つ画面 「システム管理者コンソール」(SystemUI; http://k1sma/systemui )の画面です。
resk_systemui_fo.PNG
複数組織の場合、システムの管理者と同じユーザー名とパスワードを持つユーザー(例: 組み込みのローカル管理者アカウント'admin')でログインしている場合、"システム"というコンテキストが表示されます。
単一組織 | 複数組織機能が有効 |
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14.0+ | 14.0+ |
複数組織の場合、システムコンテキストに切り替えて移動します。
「役割ベースの権限」というコンポーネントが含まれていれば、複数組織が有効なライセンスということになります。
単一組織 | 複数組織が有効 |
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設定|アプライアンスの更新|ライセンス情報 | [システム] 設定 | アプライアンスの更新 | ライセンス情報 |
設定 | コントロールパネル
複数組織の場合、システムに関する設定項目は「システム」コンテキストの設定に含まれるため、ORGnとしてのコントロールパネルのメニューはすっきりしています。
単一組織 | 複数組織が有効 |
14.0+ | 14.0+ |
システムの設定 | コントロールパネル (複数組織のみ)
単一組織 | 複数組織が有効 |
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セキュリティ | パッチ管理 | パッチとFeature Update のダウンロード設定 | (システム) 設定 | コントロールパネル | パッチとFeature Update のダウンロード設定 にあります。 |
「パッチとFeature Updateのダウンロード設定」 の項目は セキュリティ | パッチ管理 にはありません。 | |
14.0+ | 14.0+ 「パッチとFeature Updateのダウンロード設定」 の項目は セキュリティ | パッチ管理 にはありません。 |
インベントリ周期などの設定を行う通信設定メニューの場所が異なります。
単一組織 | 複数組織が有効 |
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設定 | プロビジョニング | 通信設定 | [システム]の各組織の詳細ページで設定します。 組織 | 組織 | (組織詳細) |
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