WebUI の [設定変更] - [サーバー設定] にあるメディアマネージャの設定の "データ転送のストール・タイムアウト"（英語表記：Data transfer stall timeout） のデフォルト値と設定範囲は以下が正しい値となりますが、NetVault Backup 9.2 またはそれ以前のバージョンから NetVault Backup 10.x 以降にバージョンアップした環境の場合、9.2 の値からが更新されません。
■ 9.2
デフォルト値： 60
設定範囲： 0-600
■ 10.0
デフォルト値： 300
設定範囲： 0-600
■ 10.0.1 以降
デフォルト値： 1800
設定範囲： 0-43200
本事象は Linux および Windows 環境のいずれでも発生します。
それぞれのバージョンの新規インストールを行った場合は正しい値が設定されます。
本事象は NetVault Backup 11.3にて修正が完了しております。 NetVault Backup 11.3以降へバージョンアップすることで本事象を回避することができます。NetVault Backup 11.2未満のバージョンへのバージョンアップ時の回避策は以下の方法となります。
1. NVBU サービスを停止します。
2. /config/mediamgr.cfg を以下のように修正します。（★部分）
※ 修正前
[Defaults: DAV Stall Seconds]
Tab Name = DAV RAS Device Configuration
Tab Name Id = 7795
Label = Data transfer stall timeout (seconds)
Label ID = 7796
Type = Range
Range = 0,600
Width = 5
Value = 60
※ 修正後
[Defaults: DAV Stall Seconds]
Tab Name = DAV RAS Device Configuration
Tab Name Id = 7795
Label = Data transfer stall timeout (seconds)
Label ID = 7796
Type = Range
Range = 0,43200 （10.0 の場合は修正なし）★
Width = 5
Value = 1800 （10.0 の場合は 300）★
3. NVBU サービスを起動します。
