Date: 04/2012
Affected Product & Version - NetVault Backup
Affected Module & Version – File System Plug-in
OS Version – Windows
Application Information - n/a
現象/不具合内容:
Windows上でセキュリティ属性を変更したファイルが差分バックアップ(Differential)の対象にならず2回目以降の差分バックアップでバックアップされません。そのため、2回目以降の差分バックアップをリストアすると変更前のセキュリティ属性状態のファイルがリストアされます。
*差分バックアップ(Differential): 前回のフル・バックアップからの変更データ
原因:
WindowsのFile System Plug-inでは、増分/差分バックアップ時の更新されたファイルの検出に下記の情報を検出しています。たとえば、フル・バックアップを取得した後にセキュリティ属性を変更した場合、セキュリティ属性変更時にアーカイブ・ビットが付与されるため1回目の差分バックアップにはバックアップ対象として含まれますが、差分バックアップ取得後アーカイブ・ビットがクリアされます。そのため、2回目の差分バックアップ時には更新されたファイルとして検出できずバックアップ対象に含まれません。
- ファイル・サイズ
- 更新日時:mtime (modify time)
- アーカイブ・ビット
対処方法:
ファイルのセキュリティ情報を考慮する必要がある場合には差分(Differential)バックアップではなく、増分(Incremental)バックアップをご利用ください。増分バックアップでは最新の属性情報のファイルがいずれかの増分バックアップに含まれているため、リストアしても最新の属性情報の状態でリストアすることができます。
関連ソリューション番号:
差分バックアップの検出方法
ソリューション番号:108136 (
https://support.quest.com/jp/kb/SOL108136)
ソリューション番号: 6492