NVBUサービスを再起動するとクリーニング・メディアの残り使用回数が0になる (4035786)

Date: 04/2013
Affected Product & Version - NetVault Backup 9.0.1
Affected Module & Version – All
OS Version – n/a
Application Information – n/a


現象/不具合内容:

テープライブラリにクリーニング・メディアが使用されている環境でNVBUサービスを再起動すると、それまで設定されていたクリーニング・メディアの残り使用回数が0（消耗済み）となることがあります。

本事象はNVBUサービスが起動されている最中に以下の内容が行われていると発生しません。

・クリーニング・メディアの残り使用回数の再設定をデバイス管理画面上で行っている
・ドライブに対してクリーニングを実行している

また、NetVault Backup 8.6.3以前のバージョンをご利用の場合にも本事象は発生しません。


原因:

NVBUサービスが起動されている最中にクリーニング・メディアに対して操作された場合のみクリーニング・メディアの残り回数を管理するNetVault Database内のファイルに現在の設定情報が反映されるため、NVBUサービス起動中にクリーニング・メディアの残り回数の再設定などのクリーニング・メディアに関する操作を行わない状態でNVBUサービスが再起動されると、それらの情報を喪失してしまいます。


対処方法：

本事象は不具合として報告されており NetVault Backup 9.1.1以降にて修正されております。NetVault Backup 9.1.1以降へバージョンアップを行ってください。

NetVault Backup 9.0.1 ご利用の場合にはNVBUサービス起動中にデバイス管理画面からクリーニング・メディアの残り使用回数を再設定（デバイス管理画面上でクリーニング・メディアを右クリックし“クリーニング回数設定”にて、クリーニング・メディア・プロパティ画面を開き保存されている回数設定のまま”OK”）してください。


ソリューション番号： 6580