SDAにてアイテムをバックアップするには、2つのステップが必要です。
ステップ1 ファイルをエクスポートする
自動的にスケジュールでエクスポートすることを推奨しますが、手動でもエクスポートが可能です。
エクスポートのスケジューリング設定
1.SDA管理者インターフェースを開き、左ペイン[設定]>[パッケージ管理]を開きます。
2.[Export Packages]を開きます。
3.エクスポートしたいアイテムのチェックボックスをオンにします。(※選択項目について 参照)
4.[アクションの選択]をクリックし、[選択内容のエクスポートのスケジュール]を押します。
5.アイテムのエクスポート頻度を指定します。
6.Samba共有のフォルダ\\k2000\Restore内に、スケジュールに従いアイテムがエクスポートされます。
- メモ
いったんエクスポートされたアイテムは、内容の変更がされ、バージョン番号が増加するまでは再度エクスポートできません。
現在のバージョン、もしくは以前のバージョンでバックアップされているか、または全くバックアップされていないかが、各アイテムについて色分け表示されます。 手動エクスポート
1.SDA管理者インターフェースを開き、左ペイン[設定]>[パッケージ管理]を開きます。
2.[Export Packages]を開きます。
3.エクスポートしたいアイテムのチェックボックスをオンにします。 (※選択項目について を参照のこと)
4.[アクションの選択]をクリックし、[選択内容をエクスポート]を押します。
5.アイテムが即時エクスポートされます。
6.Samba共有のフォルダ \\k2000\Restore 内に、スケジュールに従いアイテムがエクスポートされます。
- メモ
エクスポート対象のファイルは、ディスクの容量を大きく占有します。
少量のアイテムをエクスポートし、Samba共有のフォルダ \\k2000\Restore から移動させるようにしてください。
必要なアイテムを同様の手順を繰り返し、順次エクスポートします。
もし、エクスポートをスケジュールしており、かつ必要アイテムが多数ある場合は、週単位でエクスポートするよう実行間隔を広げる、もしくはオフボードストレージに日次でパッケージ転送する運用を検討いただくようお願いします。
※選択項目について
●重要と判断されるもの(通常、ユーザーにより作成されたデータを含むもの)
・スクリプト形式のインストール(ソースメディアを含む)
・システムイメージ
・ブート環境(KBE)
・新規作成・編集済みのプレ/ポストインストールタスク
・ユーザープロファイル (アップロード済みの場合)
・USMTスキャンテンプレート(作成済みの場合)
▲重要ではないと判断されるもの(選択しない)
デフォルトのプレ/ポストインストールタスク: 修正する必要がないため不要
データベース: サポート調査用のみ、復元には使用できません。
ドライバ: \\k2000\drivers 共有配下のファイルのみ該当(KBE用のドライバのみエクスポートできます。他のOS用のドライバーは \\k2000\drivers_postinstall の下に配置されるため含まれません。)
OS用の ドライバについてはドライバーフィードから再取得できないファイルがあれば \\k2000\drivers_postinstall\MANUFACTURER\OS\Model に別途エクスプローラーからコピーしておきます。
ステップ2 他の場所へファイルをオフボードする
Samba共有のフォルダ \\k2000\Restore へエクスポートしたアイテムを、外部領域にスケジュールにて自動コピーすることが推奨されます。
スケジュールコピープロセス
1.K2000管理者インターフェースを開き、左ペイン[設定]>[パッケージ管理]を開きます。
2.[オフボードパッケージ転送]を開きます。
3.[バックアップを有効にする]のチェックボックスをオンにします。
4.転送先のロケーションについて、必要情報を入力します。
実行のスケジュール:任意のスケジュール
バックアッププロトコル:FTP、SFTP、Sambaのみ選択可能
※本プロトコルで通信可能なコンピュータが用意されている場合にオフボードファイル転送機能の利用が可能です。
バックアップサーバのホスト名またはIP : 転送先のコンピュータのホスト名またはIP
パスまたは共有名:: 転送先のコンピュータに配置されたターゲットフォルダのパスまたは共有名
ユーザー名: 書き込みアクセス権を持つユーザー名
ユーザーパスワード: 上記のユーザーのパスワード
5.オフボード転送完了後、SDAにて自動的にエクスポートファイルをRestoreフォルダから削除させる場合は、
[復元のクリーンアップ]のチェックボックスをオンにします。
6.[保存]ボタンを押します。
メモ
ファイルをRestoreフォルダにエクスポートするとき、サイズの大きなアイテムやアイテム数が多い場合に、時間がかかることがあります。
オフボード転送をスケジュールする前に、アイテムのエクスポートの完了するまでの時間を十分配慮するようお願いします。ファイルの手動コピー
1.SDAのRestoreフォルダ( \\k2000\restore )へアクセスします。
2.ファイルを他のロケーションへコピーします。(1つのパッケージに付き、.pkgファイルと.xmlファイルをコピーすることを推奨します)
3.ディスクの空き容量を確保したい場合は、Import Packagesメニューにて項目を選択し削除するかRestore共有から直接xmlファイルおよび.pkgファイルを削除します。
注意: 一度エクスポートされたアイテムはファイルを削除しても、そのままでは対象のアイテムは再エクスポートされません。これは正しい動作です。エクスポートを可能にするには対象アイテムを変更する(何もしなくてよいので詳細を開いて保存する)ことでアイテムのバージョンを更新する必要があります。