この文書は多くのお客様で動作が確認されている設定をご案内いたします。
この文書に従ってOffice 365への電子メール接続ができない場合には、Office365のサポートチームへトラブルシューティングを依頼することをお奨めいたします。
K1000 バージョン 5.5.xおよび6.x はOffice365 でホストされている、Exchangeとの連携が容易になりました。
前提として、下記のアカウントがOffice 365 Exchangeサーバーに作成されている必要があります。
(これらのアカウントは単なる連絡先ではなくメールボックスへフルアクセスできるアカウントである必要があります。)
SMTPサーバーのアカウントとして kbox@BCS036.onmicrosoft.com
ヘルプデスクのアカウントとしてhelpdesk@BCS036.onmicrosoft.com
K1000サーバの設定
1. [設定]-[コントロールパネル]-[ネットワーク設定]をクリックします。
2.編集モードをクリックします。
3.ネットワークサーバーオプションの「SMTPサーバーを使用する」をチェックします
4.SMTPサーバーのボックスに smtp.office365.com を入力します。
5.「SMTPユーザー/パスワードを使用」をチェックします。
6.K1000のメイルボックスとしてOffice 365 サーバー上に作成したEメールアドレスとパスワードを入力します。
(例: SMTPサーバーのアカウントkbox@BCS036.onmicrosoft.com)
7.ポートが587であることを確認します。
8.「サービスデスクPOP3サーバーを有効にする」をチェックします
9.保存ボタンを押し、K1000サーバーを再起動します。
10.K1000サーバー再起動後、[サービスデスク]-[設定]-[キュー]をクリックします。
11.Office 365 と接続するキューの名称をクリックします。
12.代替Eメールアドレスに、Office 365 サーバーにすでに作成されている、ヘルプデスク用のアドレスを入力します。
(例: ヘルプデスク用アカウントhelpdesk@BCS036.onmicrosoft.com)
13.POP3サーバーに 通常使われる outlook.office365.com を入力します。
14.POP3ユーザー/パスワード にヘルプデスク用のアカウントのユーザー情報を入力します。
15.SMTPサーバーに通常使われるsmtp.office365.com を入力します。
16.ポートに587となっていることを確認します。
17. SMTPユーザー/パスワード にヘルプデスク用のアカウントのユーザー情報を入力します。
18.ページ最下部の保存ボタンをクリックします。
注意: すべてのSMTPおよびPOPのアドレスには、必ず小文字を使用してください。
Office 365 Exchangeサーバーが上記以外の設定を使用している場合、下記の内容をご確認いただき設定を行います。
K1000サーバーとOffice 365 サーバーの間で、インバウンドおよびアウトバウンドのメールがやり取りできるように設定します。
ファイヤーウォールを介して接続されている場合、K1000サーバーがインターネットにアクセスするため、
アウトバンドポートの87 と110が解放されている必要があります。
K1000サーバーにてSSLを使用している場合は、POP3はポート995を使用します。
K1000の初期設定では、いずれかのユーザーアカウントに一致するEメールアドレスからの送信しか受け入れず、
サービスデスクチケットの作成は行われません。
未知のEメールアドレスからの送信を許可し、サービスデスクチケットを作成するには、
キューの設定にて、下記のチェックボックスをチェックします。
[送信者としてすべてのユーザーを許可する]
[不明なユーザーからのEメールを許可]
Office365 との接続手順は以上となります。
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