Rapid Recoveryでは、グローバル重複排除により各リポジトリは重複排除され、Core のバックアップデータに必要なディスクストレージ容量が削減されます。
重複ブロックを識別するため、Rapid Recovery には重複排除ボリュームマネージャ(=DVM)リポジトリの重複排除キャッシュが実装されています。
DVM 重複排除キャッシュのサイズを増やす場合は、ディスク容量とメモリ の使用量という 2 つの要因について考慮する必要があります。
- ディスク容量
ディスクには、DVM 重複排除キャッシュの 2つのコピー、つまり、プライマリキャッシュと、パラレルコピーであるセカンダリキャッシュが保存されます。
したがって、DVM リポジトリのデフォルトのキャッシュサイズ 1.5 GBを使用している場合は、3 GB のディスクストレージがシステムで使用されます。
キャッシュサイズを増加するときは、使用ディスク容量は、常にキャッシュサイズの 2 倍になります。
- メモリの使用量
Rapid Recovery Core を起動すると、メモリに重複排除キャッシュがロードされます。
したがって、キャッシュのサイズはシステムのメモリ使用量に影響します。
重複排除キャッシュのサイズ変更方法は以下の通りです。
1.Coreコンソールを起動し、すべての保護対象マシンについて、保護を一時停止します。
2.左上、[設定]アイコンを押します。
3.[設定]を押します。
4.右ペインにて、[DVM重複排除キャッシュ設定]>[重複キャッシュサイズ]の値を確認します。 (デフォルトでは1.5GB)
5.値を変更し[レ]を押します。
6.Coreサービスを再起動します。
7.すべての保護対象マシンについて保護を開始します。