原因 1:
ウイルス対策ソフトが影響していることがあります。
原因 2:
Outlookプロファイルで Exchange キャッシュ モードを利用している場合、移行データがキャッシュされてまとめて反映される動作になり、エラーやリトライの原因になることがあります。
原因 3:
移行ジョブを中断させた場合、Admin Account Pool で利用した Outlook の一時プロファイルが残存し、遅延やクラッシュが発生することがあります。
原因 4:
Office 365 メールボックスへの権限付与が遅延していることがあります。
原因 5:
MNE は PowerShell を利用して移行処理を行うため、Admin Account Pool 数に対して Office 365 の Maximum Tenant Concurrency が不足していると十分な処理を行う事が出来ません。
原因 6:
Notes サーバーの応答不可のエラーを返している場合、移行対象メッセージを取得できません。この場合、処理遅延や移行ジョブの異常終了が発生することがあります。
原因 7:
移行ジョブのユーザー数またはアイテム数が多いと、エラーや再試行などが多数発生することで処理内容が輻輳して遅延します。
原因 1 への対処:
MNE サーバーの %TEMP% フォルダーをウイルスチェックの除外対象にしてください。
除外してもログ上に “Context: 0000050A” が記録されている場合は、リアルタイムスキャンが移行対象のメッセージアイテムをスキャンして変更しているために、エラーや再移行の対象になります。
この場合、移行ジョブ実行中はウイルス対策ソフトを無効化してください。
原因 2 への対処:
Outlook のプロファイル設定で “Exchange キャッシュ モードを使う” のチェックボックスを外し、オンライン モードに変更します。
原因 3 への対処:
技術情報 4350332 をご参照ください。
原因 4 への対処:
技術情報4293298をご参照ください。
原因 5 への対処:
同時に実行する Admin Account Pool 数に対して Maximum Tenant Concurrency が不足している場合は、Microsoft Online サポートへ拡張を依頼ください。
(例) MNE サーバー 5 台でそれぞれ Admin Account Pool を 9 利用する場合は、それぞれのAdmin Account がPowerShell を利用できるように、Maximum Tenant Concurrency を 45 (9×5) より大きな値になるように依頼してください。
原因 6 への対処:
技術情報 4282899 をご参照ください。