バージョン 11.0 新着情報 (4306096)

KACE システム管理アプライアンス (SMA) は デバイス管理、アプリケーション配布、パッチ管理、資産管理、サービスデスクチケット管理を自動化するように設計された仮想アプライアンスです。

KACEシステム管理アプライアンスの本リリースでは以下の項目に関する機能拡張を含んでいます:

• パッチ管理
• デバイスセキュリティ
• 管理者コンソール
• サービスデスク
• KACE GO
• その他の機能

メモ: 新機能、既知の問題、解決済みの問題あるいはインストール手順については詳細を確認するにはリリースノートと管理者ガイドをご参照ください。11.0 Release Notes and Administrator Guide.

バージョン11.0のファイルのダウンロード 11.0 Downloads.

追加のご質問および支援を必要とする場合、テクニカルサポートへお問い合わせください。 

リリース11.0の機能ハイライト

パッチ管理

• Windowsパッチのオンデマンド展開: 展開作業をユーザーが開始できるように新しいパッチスケジュールのタイプが新設されトレイアイコンにもその目的のメニューが表示されるようになりました。
• セキュリティダッシュボード: 新しい セキュリティダッシュボードではデバイスインベントリ内のパッチ管理状況がよりわかりやすく示されます。
• パッチスケジュールのウィザード化と結果の表示改善:このバージョンでは、パッチスケジュールを作成するためのワークフローを新たに追加し、パッチの結果をよりわかりやすく表示します。

デバイスセキュリティ

• デバイスセキュリティの改良: このリリースではエージェントを検疫する手法が追加されました。セキュリティの改良がこのリリースで追加され、トークンベースでの組織への自動割り当てや、エージェント通信経路を安全にするオプションが提供されます。
  • エージェントの検疫
  • トークンに基づく組織への自動割り当て
  • 外部からのエージェント接続（Firewall外から）と内部の接続の区別
• 一般的なサーバセキュリティの強化：アプライアンスのこのバージョンには、複数のセキュリティ強化が含まれています。アプライアンスのユーザーインターフェイスの強化とエージェントトンネリングおよび検疫により、非武装地帯（DMZ）の内部または外部により安全な展開が可能になります。

管理者コンソール

• 埋め込みビデオ: このリリースから、スライドアウトヘルプを使用して、現在のページに関連付けられている利用可能なトレーニングビデオを参照できます。ヘルプペイン、ページ外の小さいウィンドウ、またはビデオをホストするターゲットのサポート技術情報ページでビデオを再生できます。
• 改良された左ペインのナビゲーション: 左側のペインでアイテムを選択すると、上部のアイテムに関連付けられているページは表示されず、メニューのみが展開されるようになりました。また、複数の最上位メニューを一度に展開して、製品をより理解することもできます。
• カスタムロゴ: お客様作成のアプライアンスロゴを管理者コンソールおよびシステム管理コンソールに定義できるようになりました。
• カスタムログインポータルの背景色: ログインポータルの背景色をすべてのユーザーUIでカスタマイズできます。
  • メモ: 色選択機能（カラーピッカー）はInternet Explorer 11ではサポートされません。
• ログイン時に自動的に組織を選択: 各組織固有の管理者コンソールおよびユーザーコンソールは、仮想 IPまたはホスト名の設定を使用して直接アクセスできます。これにより、ユーザーはログイン時に組織の選択を省略できます。

サービスデスク

• チケットテンプレートの向上: 新しいレイアウトがサービスデスクチケットテンプレートに追加され、テンプレートにさまざまな高さのフィールドが含まれている場合にチケットの内容を整理しやすくなりました。区切り文字を使用して、チケットの内容を別々のセクションに分割することもできます。.
• チケットフィールドの埋め込みイメージとスクリーンショット: チケットの 概要 フィールドと コメントフィールドに画像とスクリーンショットを含めることができるようになりました。これで、チケット関連の問題をより適切に伝えることができます。.
• "このチケットを取得" ショートカット: チケットリストのページには、チケットを自分にすばやく割り当てるために使用できる新しい制御が含まれています。
• プロセスチケットの向上：件名フィールドにプロセステンプレート名を指定すると、E メールで既存のプロセステンプレートのプロセスチケットをすばやく作成できます。指定した定期的なスケジュールで開始するようにチケットプロセスをスケジュールすることもできます。
  • メモ: 以前のバージョンでは、チケットアーカイブスケジュールのスケジュールオプションとして 「なし」を選択できました。このオプションは、このリリースでは削除されており、このオプションを使用したチケットアーカイブスケジュールを以前に設定していた場合、アップグレード後には、毎日実行されるように自動的に更新されます。

KACE GO

• チケットの承認: KACE Goアプリ内でチケットを承認することが出来ます。
• HTMLエディタ: HTMLエディタが概要、解決策、コメントのチケットフィールドへ追加されました。これは共通の書式タグを使用してコンテンツを視認しやすくすることが出来ます。

その他の機能

• 資格情報マネージャーの更新: 認証情報はLDAPラベルでも使えるようになりました。
• スクリプトへのカテゴリ情報の追加: スクリプトをグループ化して絞り込んだり並べ替えたりできるようにカテゴリを割り当てられます。 
• インベントリ ダッシュボードの新しい VMware ウィジェット: インベントリ ダッシュボードに、以下のウィジェットが追加されました。VMware デバイス数、VMware ESXi バージョン数、VMware デバイスレポート、および VMware ESXi デバイス（ステータス別）
• Charlie Rootメールの廃止: アプライアンスによって生成されるCharlie Root E メールには有用な情報が含まれていなかったため、混乱を招くことがありました。そのため、これらの E メールが生成され、管理者に送信されることはなくなりました。リリースノート 解決済みの問題 セクションの K1-21001 を参照ください。

補足: macOS 11 Big Surについては本リリースではエージェントレス管理のみ対応しております。エージェント管理デバイスとしてのサポートは次期リリースで計画されております。