エンジン実行キーの設定からタスクエンジンが進まない (4288771)

システム導入アプライアンスの管理コンソール画面において 展開  |  進捗状況  から展開の詳細を確認すると、「エンジン実行キーの設定」の箇所で実行中のステータスのまま進まないことがあります。

「エンジン実行キーの設定」は最初のWindowsのポストインストールタスクです。タスクを起動できないか、タスクエンジンがタスクのステータスをSDAサーバーに通信できない場合が考えられます。

1. ネットワークドライバーの不足
   • そのOS・機種で必要なドライバーが正しく展開されているかどうか (KB 126947 を参照)
2. アンチウイルス/セキュリティ ソフトウェアからの干渉
   1. システムドライブ下のKACEフォルダをホワイトリストに登録
   2. イメージにはアンチウイルスを含めず、代わりにポストインストールタスクかSMAを介したインストールを行うようにする。( ベストプラクティス 121734 )
   3. アンチウイルス/セキュリティ ソフトウェアのインストールをポストインストールタスクで行う場合、タスクの最後の方に配置して、次の起動まではアンチウイルスは無効にしておく

1. 応答ファイルが機能していない
   • そのイメージは応答ファイルでsysprepされている必要があります。また応答ファイルでは自動ログオンのパラメータが有効であることを確かめてください。sysprepは  手動でも 、Sysprep Creator ユーティリティでも行えます。
2. 応答ファイルに自動ログオンが構成されていない場合
   1. 既存の応答ファイルがある場合、手動で追加します。 あるいは Sysprep Creator を使って新規に作成します。
   2. 新規に作成した応答ファイルか修正を済ませたものを使って sysprep を行います。
3. 自動ログオンカウントが展開内の再起動回数にたいして十分でない場合
   • 応答ファイルを編集します( KB 151101 )または 
   • シナリオ2のBを参照します。

1. OEMライセンスを検知してタスクエンジンが動いていない
   • 代わりにボリュームライセンスのメディアを使用してください( KB 135252 を参照)
2. アンチウイルス/セキュリティソフトウェアからの干渉
   • シナリオ1のBの手順に沿って進めてください。

1. ブートファイルがない (e.g. ブートパーティションがキャプチャおよび展開されていない)
   • UEFIかつ「UEFI パーティションの作成」/「UEFI パーティションの適用」タスクを使用する場合, CとSは両方ともイメージとして再キャプチャしてください
   • レガシーBIOSの場合、 ベストプラクティス の方法に沿ってシングルパーティションのイメージを作成してください。あるいは この記事に説明されるように必要なパーティションをキャプチャしてください。( KB 147906 を参照)
   • v6.1以上ではレガシー、UEFIいずれの場合も Cのみキャプチャし「[ディスク] BIOS/UEFI パーティションの作成」「[ディスク] BIOS/UEFI パーティションの適用」を使用することをお勧めします。
2. 必要とされるドライバが展開時に注入されていない
   • ドライバーが正しく展開されることを確認します (KB 126947 を参照)
3. イメージ内で既存のドライバが競合している
   • マスターイメージにはできるだけドライバーを少なくインストールするようにします。 （ベストプラクティスでは 仮想マシンを使うことを提案しています）